「AIで完全自動化して月◯十万円」という話を見かけます。気になって、実際に何が起きているのかを調べました。
調べてみると、金額を語っている発信の多くは、その手法自体を教材や講座として売っている側のものでした。実際の入金の記録ではなく、作業時間を金額に換算した試算だったものもあります。
一方で、実名で誠実に結果を公開している技術者もいます。ある著名なエンジニアは、AIに自社サービスの運営を任せる実験をして、広告のクリックもテストの実施数も記録に残したうえで、売上はゼロだったと書いていました。
01任せられること
作る側は、はっきり任せられます。
- 文章を書く・整える
- 資料や図をつくる
- 決まった手順の作業を繰り返す
- 問い合わせに一次対応する
- 集めた情報を整理する
ここは実際に速くなります。今まで半日かかっていたものが、指示を出して確認するだけになります。
02任せられないこと
売る側は、任せられませんでした。
何を作るか。誰に売るか。いくらにするか。その人が今それを必要としているか。この判断は人が持ったままです。
実際に成果を出している事例をいくつか見ましたが、共通していたのは同じ構造でした。制作は自動化されていて、何を作るかの判断は毎回人がしている。自動化されているのは手を動かす部分だけです。
03「完全自動」を目指すと逆に詰まる
もう一つ分かったことがあります。
主要な販売の場(動画サイト、電子書籍、素材サイトなど)は、ここ1〜2年でAIで大量生産したものへの規制を明確に強めています。独自の視点を欠いた量産コンテンツは収益化の対象外にする、大量出品は監視する、といった方針が公表されています。
つまり、自動化の度合いを上げるほど規約に近づき、規約を守るほど自動化の度合いが下がる。この二つは同時に成立しません。
04では、どう使うのが正しいのか
「AIが全部やってくれる」を期待すると、必ず失望します。正しい期待値はこうです。
判断は自分がして、手を動かす部分をAIに寄せる。
これだけで、1人でできる仕事の量は大きく変わります。実際、シモテクノロジーでは、資料づくりも、問い合わせへの一次対応も、社内の記録の整理も、AIに任せた状態で運用しています。その分の時間を、お客様と話す時間に使えています。
逆に、「これを入れれば人手が要らなくなります」と言う提案は、一度疑ってよいと思います。
05最初の一歩
何から始めればよいか分からない、という段階でのご相談で構いません。「今いちばん時間を取られている作業は何か」を一緒に見るところから始めます。
ご相談は無料です。LINEからでもお気軽にどうぞ。
